「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」の作家、漫画家松本零士先生は少年のころ、大洲市新谷の実家で過ごされました。「大洲を舞台にした物語を始める」と話されていた松本先生。そしてあの作品が・・・。母校の新谷小学校にはなんと・・・・。
昆虫国漂流記
松本零士先生が新谷を舞台とする漫画を書かれていました。
この漫画には先生が幼少時に疎開されていた新谷で終戦を体験され、一緒に遊ぶタクちゃん(実在の方で999に登場する星野鉄郎のモデルとなった方)と遊んでいる時「戦争が終わったぞ〜」と知らされたそうです。
※表題の絵は実際に疎開されていた家から見た風景です。現実もこのままです。 (神南山と国鉄内子線の汽車) 夜、暗闇をSLが走る姿が宇宙に向かっていく999号のイメージと結びついているのではないでしょうか?
松本零士先生と大洲市新谷(えひめけんおおずしにいや) | ||
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"銀河鉄道999" 壁画を寄贈 2012.6/26 NHK愛媛県のニュースで報道 2012年7月5日 漫画家松本零士先生が少年のころ通った小学校が新しくなり、落成式が行われました。 その小学校は愛媛県大洲市立新谷小学校で、松本零士先生のあの原画がいっぱい。 零士先生の世界の環境で生活できる子ども達、きっと大きな夢を持って育っていくでしょう。 紹介リンクサイト大洲市立新谷小学校ホームページ |
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このサイトの公開を控えておりましたが2012.6/26日にNHKニュースで報道されたことをきっかけに公開いたしました。 | ||
「人は生涯に一度だけ決心しなければならない瞬間がくる。 たとえるなら、列車に乗るか乗らないかで運命が変わる。 無限大の夢と可能性の中で、子どもたちに、夢という名の列車で、 自分の志を果たすために旅に出てほしい」 松本零士 |
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縦2.3m 横5.8mのフラスコ画は新谷小学校玄関の壁にあります | ||
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ふるさとからの旅立ち 原画制作 松本 零士 この絵は、新谷小学校校舎改築に伴い、大洲市にゆかりの深い漫画家の松本零士(本名:松本晟)氏が原画を制作し、それを壁画として忠実に再現したものです。 松本氏は、太平洋戦争末期、母親の実家のある新谷に疎開し、小学校1年から2年間を過ごしました。この絵には、松本氏が疎開中に仲間たちと遊んだ母親の実家近くの田畑や、列車が走る風景、本校の校歌にも歌われている新谷のシンボル的な神南山のある風景が描かれており、それらにまつわる多感な少年時代の記憶は、後の「銀河鉄道999」などの多数な作品に大きな影響を与えています。 松本氏は、子どもたちが郷土を心から愛し、さらなる郷土の発展に貢献してくれることを願って、この原画を描いてくださいました。 平成24年 (壁画横パネル全文) |
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2012年7月5日 新谷小学校落成式で壁画の除幕式が行われました。 松本零士先生もご出席になり壁画に直筆のサインが入りました。 |
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校内を少しだけご紹介します 2012年4月 建設中の新谷小学校で入学式があり、感動で手を震わせながらシャッターを切りました。 |
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学校中が松本零士の世界です。このような環境で生活できる小学生、うらやましい限りです。 | ||
学年のプレートにはすべて999号のイラストです。「ヤマト」のイラストも見つけました。 校長室は駅長さん。優しい校長先生が目に浮かびます。 教室の名前にも工夫がされています。小学校のイメージを変えた子どもたちの学び舎です。 また、始業前には銀河鉄道999のテーマソングが流れるそうです。 木造の校舎は木のぬくもりと香りで気持ちが落ち着きます 下の写真は1年生の教室です 裏庭にはガーデンテーブルはあちこちに配置され、子どもたちが給食などに利用するらしい |
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★学校見学について★ 校舎見学は、授業日は原則的にできないことになっているようです。 事前に学校へ見学の申込みをして、許可を受けてください。 |
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2004年7/17〜9/20 大洲市で開催された「えひめ町並博2004」でのイベント、 【少年・松本零士展】で紹介されました。 |
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●大洲で少年時代を過ごした漫画家・松本零士の知られざるエピソードを、 貴重なコレクションや映像などによって紹介する特別企画展。 |
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松本零士イベント報告サイト 詳細が紹介されています。 | |
銀河鉄道999 原作者 松本零士氏の証言 | 漫画家 松本零士 |
「シーボルト・楠本タキの娘であるおイネの娘、つまりシーボルトの孫娘・高子と銀河鉄道999のメーテルがそっくりだというのは、偶然ではないと思う。 私の中のDNA(母は大洲の人)や遠い昔の記憶から、メーテルに着物を着せた姿は高子だと・・」漫画家・松本零士氏は語っている。詳細は愛媛県発行冊子Ehimail vol.12をご覧ください 注)松本零士氏は、戦争時、母の実家である新谷に疎開して少年時代をすごしていた。 近年、大洲市新谷・瑞安寺で幕末に撮った高子の銀板写真が見つかり、氏はその写真の顔がメーテルにそっくりなので驚いた。 イネの娘・高子は、同じくシーボルトの弟子であった三瀬諸淵(みせもろぶち)と結婚。三瀬諸淵は大洲市、二宮敬作の甥で、日本初の電信実験に成功した学者です。 電信実験については、←ここをクリック |
三瀬諸渕の妻高子 (シーボルトの孫娘) |
町並博の開催をPRする ポスター 原画は、漫画家の松本零士氏(伊予観光大使)が、町並博のために描きました。 松本氏は、ご両親が愛媛県・南予の出身。ご自身も多感な子ども時代を大洲市で過ごされ、今も南予に対し、故郷としての深い思いを持たれています。 松本氏の代表作である「銀河鉄道999」の主人公、メーテルと鉄郎。999号の旅の途中、ふたりが初めて南予の町に降り立った、というコンセプトで作成したこの2種類のポスターは、今と昔、変わらぬ佇まいを伝える町並で、不思議な時空の旅をするふたりの姿を描いており、過去から現在、そして未来へと、旅人をあたたかく包み込む南予の町並の、いつまでも変わらないイメージを伝えています。 今回のポスターでは、松本氏のこれまでの作品にはない、着物と日本髪で和装したメーテルが初めて登場するなど、松本氏や「銀河鉄道999」のファンにとっても必見のデザインです。 |
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*このページに掲載したロゴ・資料はえひめ町並博実行委員会の許可を受けています | |
メーテルと高子 | |
松本零士が語る不思議な出会い |
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36年前の1982年 まだVTRの普及がなかったころ、数年ぶりに新谷を訪れた松本零士先生を密着取材していた懐かしい映像が出てきました。カビだらけのVHSテープを処理して、再生してみました。懐かしい映像で鉄郎やメーテルの秘話もありました。 その後、これをきっかけに、零士先生は時々大洲を訪れるようになったそうです。 |
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昭和57年4月1日 1982年 新谷小学校体育館落成記念講演会 「ふるさとと宇宙」 零士先生は子供たちに大きな夢を持つよう伝えています。 そして、「大洲を舞台にした物語を始める」と話されました。 ビデオには講演のすべてと懐かしい場所への移動、そして楽しい夕食会の様子が収められています。 また、この年7月に「わが青春のアルカディア」が映画公開されています。 |
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最近になって見つけたVTR映像から (VHSテープのカビを処理してDVDに変換しました) |
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疎開していた新谷での少年時代、おさななじみの野崎さん「タクちゃん」と久しぶりの再会の画像です。零士先生とタクちゃんの仲は1974年「松本零士自伝 昆虫国漂流記」(月刊少年ジャンプ)にも実名で出ています。そして、銀河鉄道999の星野鉄郎のモデルでもあったそうです。このビデオの中で説明をされ、タクちゃんの前で鉄郎の絵を描いておられる貴重な画像(動画)です。VTRで野崎さんは零士先生を「アキラちゃん」と呼ばれています。 <松本零士先生のサインにはメーテルや1000年女王が多いのでは?> また、野崎さんへの年賀状は先生直筆のイラスト入りできてたそうです。 なお、野崎さんは現在は他界されておられます。おそらく天国で999号に乗っていろいろな星を旅されておられるのでは・・・・。 合掌。 |
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ユーチューブでご覧いただけます | |
ビデオ公開中 ここをクリック |
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疎開先の家(現在) 疎開先から見えた神南山 と いつも遊んでいた小川 神南山の形は壁画とそっくりで、この前をSL(内子線)が走っていました。 |
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懐かしの家電品を集めています
こんな家電品が残っていました。これを見ているだけで昔を想いだします。今は価格も安くなり、壊れたらすぐにポイ!、昔の家電品は使えなくなるまで修理をしていましたよね。
昔懐かしい真空管ラジオを作っています。
好きなことに熱中している時は人が変わったようにすばらしい力が出ます。ここに紹介する人も、その一人。80過ぎたおじいちゃん、普段はボケ初めの老人に見えますが、これをやっているときは別人です。
2018年以降の松本零士ビッグニュース
2018年3月16日(金)(愛媛新聞より)
漫画「銀河鉄道999」の作者松本零士さん(80)が少年時代を過ごした愛媛県大洲市新谷にちなみ、山形県南陽市の天文愛好家大國富丸さん(86)がこのほど、発見した太陽系の小惑星に「Niiyaeki(新谷駅)」と名付けた。松本さんが「999の始発駅」と形容する新谷が夜空に輝くことになった。
小惑星は火星と木星の間にあり直径約10キロ。大國さんが1997年に発見していた。
愛媛に縁もゆかりもない大國さんが新谷駅と命名した端緒は、国際天文学連合の登録年と登録番号。小惑星が1999年2月に「9990」で登録されたため、大國さんは「スリーナインだ」と漫画にちなんだ命名をずっと考えていた。
2008年に一度、松本さんの許可を得て「銀河鉄道999」のアルファベットに零士の「ley」を付けた名前で申請したものの、漫画関連の命名が認められず、以来そのままだったという。
転機は15年2月、地元紙の山形新聞に載った新谷の紹介記事だ。住民が松本さんにちなんだイベントで地域を盛り上げていることや松本さんが新谷を「始発駅」と呼んでいることが紹介されており、大國さんは「いい話だなあ」と感激。小惑星を「新谷駅」と命名すると決めて申請し今年2月ごろ認められた。
2020年4月22日(水)(愛媛新聞より)
【ローマ共同】訪問先のイタリア北部トリノで昨年、体調不良を訴え入院した大洲市ゆかりの漫画家の松本零士さん(82)が、冶療を受けた病院を支援しようと代表作「宇宙海賊キャプテンハーロック」のイラストを色紙に描いた レプブリカ紙が20日報じた。
同国では新型コロナウイルスによる甚大な被害が出ている。
イタリア語で「全てうまくいく」と書かれた色紙はトリノでインターネットオークションにかけられ、その収益で病院の医療従事者の防護服が購入される予定。
レプブリカ紙は「キャプテンハーロックの父はトリノの病院経験を忘れておらず、最も彼らしい方法で連帯を示した」と評した。松本さんは「私はイタリアの医価と看護師たちの強さと勇気を知っている」とエールを送ったという。
松本さんは昨年11月、宇宙海賊キャプテンハーロックのアニメ放送がイタリアで始まって40年になるのを記念したイベントに出席するためトリノを訪問。突然具合が悳くなリ搬送され、肺炎などの症状が出たが回復、同12月に退院し帰国した。
2023年2月20日(水)(ANNニュースより)